鍵穴に接着剤は犯罪行為|被害に遭わないために
こんばんは鍵屋KOロックです!
先日お伺いした現場ですが、鍵穴「シリンダー」に大量の接着剤を入れられてました。
接着剤によるいたずら(犯罪)は鍵屋あるあるで、弊社も過去に数十件は出張対応しているのですが、今回は過去1番の量でした💦
ちなみに今回のお客様は接着剤の被害がこれで3回目。
接着剤のいたずらは犯罪
もしかしたら加害者側はそこまで犯罪意識が無いのかもしれませんが、鍵穴に接着剤を入れる行為は立派な犯罪行為です!
器物損壊罪
・刑法261条
・3年以下の懲役又は30万円以下の罰金もしくは科料
また、接着剤を入れるために私有地に無断で侵入したとなれば、不法侵入でこれまた犯罪です。
住居侵入罪
・刑法130条
・3年以下の懲役または10万円以下の罰金
また上記は刑事罰によるもので、民事で「慰謝料」や「鍵交換に掛かった費用」などを別途訴えられるケースもあります。
1回じゃ終わらない?
今回のお客様もそうですが、鍵穴に接着剤を入れられる被害は1度で終わることが少なく、何回もしつこくやられるケースが多いです。
弊社での過去最高回数は1人のお客様で10回を軽く超えてます。
犯人は恐らく引っ越すまでやり続けるつもりなのでしょう。
何回も続く原因とは?
- 接着剤はコンビニ等どこでも簡単に安く入手できる
- 短時間で事が済む「捕まらないと思ってる」
- 被害者の損害「費用や時間/精神的ダメージ」が大きい
- 捕まっても大した罪にならないと思っている
断定はできませんが、しつこく何度もやってくる原因は主に上記の理由だろうと考えています。
被害を終わらせるために
鍵穴への接着剤被害を完全に終わらせるには、犯人特定or引っ越すしかないと思います。
ただ悪いのは加害者なのに、被害者側が大きいお金を費やして引っ越すのはおかしい!
特に戸建てなどは簡単に引っ越せません✋
まずは犯人を特定するべきかと。
犯人特定後、警察に被害届けを出すかどうかはその人次第です。(稀に犯人が顔見知りで、被害届けを出さない方もいます)
ちなみに接着剤の被害にあって直ぐに警察を呼んだとしても、基本的に犯人を特定できない限り「パトロール強化」などの対策しかしてもらえません。
巡回している間に現行犯で捕まえられれば良いですが、犯人も警察官の姿が見えたら犯行には及ばないので捕まえるのは難しいかと。
画像や動画の物的証拠
防犯カメラ
やはり確実な証拠といえば、画像や動画などで実際に犯行に及んでいる瞬間を映像に残すことでしょうか。
ただ玄関前にカメラ構えて立ってたら犯人も来ませんので、【防犯カメラ】で証拠を押さえるのが安全で確実かと思います☝️
防犯カメラを高くて目立つ場所に設置し、犯人が気付けば事前に被害を防ぐ予防対策としても威力を発揮してくれますし、気付かずに犯行に及んだら物的証拠ができます。
ドアスコープカメラ
また、アパートやマンションで防犯カメラの設置工事の許可が出ない・費用面で新規取り付けは厳しいって方には、【ドアスコープカメラ】をお勧めしております。
ドアスコープとは室内側から外側を覗く時に使う玄関ドアの真ん中辺りに付いている部品のことで、そのドアスコープの室内側に取り付けします☝️
ドアスコープカメラの良い点はいくつかあります。
- 防犯カメラに比べてかなり安い
- ドアスコープ/ドアビューがあるドアなら簡単に設置できる
- ドアに穴を開けずに設置できるため、カメラの必要がなくなったら元通りに現状回復が可能
- 乾電池で使用可能
- 外側からはカメラの存在に気付かない
- モーションセンサー搭載型にすれば、ドアの前に誰かが来た時だけ自動で録画してくれる
- SDカードに自動保存なので証拠を押さえられる
メーカー・型番によってとにかく種類がありますが、基本的にはどれも外側からはカメラがあることに気づけません✋
接着剤を鍵穴に注入する際、犯人は玄関の前へ来る必要がありますので、必ずドアスコープカメラにその姿が映ります。
犯人特定後は1人で行動せず、証拠を持って警察に相談することをお勧めします。
鍵開けや鍵交換のみ対応可能
接着剤の被害に遭った場合、鍵屋KOロックは鍵を開けたり交換することしか対応ができません。
あと防犯カメラの設置工事をしている会社さんを紹介すること位は可能ですが、、、
ドアスコープカメラも、勝手に弊社のブログに他社様の製品を掲載する訳にはいきませんので、ご自身で調べてみて下さい😣
今回、軽く投稿するつもりが、書いていたら長々となってしまいました…
接着剤被害に遭う方が少しでも減ればと切に願います。