玄関解錠のお問い合わせ
こんにちは鍵屋KOロック「ケーオーロック」です☆
昨夜、住所一致の確認が出来ないお客様から玄関解錠のお問い合わせを頂きました。
普段はこういうことが起きても書くことはないのですが、たまに同様のお問い合わせがあるのとお客様から質問を頂くこともあるため説明を兼ねて書くことに✍
別の鍵屋さんを呼んだらホームページでは数千円〜なのに¥4万円程の見積りを出されました。
握り玉のタイプでメーカーはGOAL。鍵の形状はギザギザ。場所は茨城県○○市です。
今すぐ出動も出来ますし、他社さんと相見積もりするなどゆっくりご検討頂いても大丈夫です♪
また鍵が1本もないから新しく作って貰いたいのですが、これも何かの縁なのでそっちは¥0円でやるようお願いします♪
家の鍵を開ける作業のため住所確認が必要ですが、住所一致の身分証はお持ちでしょうか?
そうなると申し訳御座いませんが、警察立ち会い以外は「鍵に関する法律」に触れるため弊社では解錠できません。
しかし今後も絶対御社を利用しますし、これも何かの縁なので内緒で解錠お願いします♪そういう知り合いたくさんいるから今後も仕事を紹介できます♪
ふむふむ…
鍵に関する法律とは
家の中に住所確認できる物があると答えてからのやっぱり無いは故意による嘘。また法律は「縁」の一言で破れるほど軽くありません。
むしろ解錠依頼に関しては大半のお客様が初見のため縁です。縁で住所確認をせずに鍵を開けていたらすぐに鍵屋は潰れてしまいます。
上記で触れた「鍵に関する法律」ですが、正式名称は「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」。 ピッキング防止法とも呼ばれています。
この法律の第十条にしっかりと明記されています。
第十条 建物錠の販売、取付け及び特殊開錠を行う営業を営む者(以下「錠取扱業者」という。)は、建物錠を販売する相手方に対して当該建物錠の防犯性能を正確に説明するとともに、顧客の依頼に応じて建物錠の特殊開錠を行うときは、その者の氏名及び住所を確認するよう努めなければならない。
この法律を知らない鍵屋さんもチェックしておくように!テスト出るよ。
危険な匂いがする場合は対応拒否
今回のお客様は全く引かないため法律を元に説明したのですが、最初に来た鍵屋さんはそこまでしなかったと…
最初に来た鍵屋さんはそもそも見積りしてキャンセルになったから開けていませんし、万が一そこの鍵屋さんが開けると言ったとしても弊社が開ける理由にはなりません。
と説明をしていたところ、お客様も面倒になったのか僕が話している途中で電話を急に切りました(TдT)
とっても失礼…
あまりにも失礼だったのと犯罪の匂いがしたためすぐに着信拒否の設定をし、スタッフに電話してこちらのお客様から万が一別の手段で依頼が来ても受注しないよう説明。
こういったお客様は他社へ再度電話しても、結果的に1番安かった会社に戻ってくることが多いからです。
その後、20分ほど経ってから7件連続で同じお客様から電話があったという通知メールだけ届きました。
住所一致の確認を取れる書類が見つかったという電話かもしれませんが、弊社はこういったお客様からの仕事はお受けできません。
法律に則った作業しかしません
鍵屋KOロック「ケーオーロック」はグレーな作業はしません。少なくとも住所確認が取れない玄関解錠は、警察官の立ち会いや執行系などを除きいかなる理由があっても絶対にお受けしません。
犯罪に繋がりかねませんし、実際に曖昧な状態で作業して訴えられた同業者様も存在します。しっかり確認をしたけども騙された同業者様もいます。
「内緒で作業して」は「罪を犯して」と同じです。
鍵屋の仕事は鍵を開けたり作ったりと常に犯罪と隣り合わせ。その技術を利用しようとする悪人も少なからず存在します。
鍵屋を続けていく以上、決して曖昧にしてはいけないのです。