古いベンツの紛失キー作製に出張対応
こんにちは鍵屋KOロック「ケーオーロック」です☆
前回、東北の雪について投稿したら本日関東でも雪が!3月後半で雪を見るなんて何年振りでしょ👀
寒暖差が激しいので皆様も体調管理にはお気を付け下さい。
さて今回は、ちょいと珍しいご依頼を頂いたのでその紹介✍
数社の鍵屋さんに電話したのですがどこも無理と断られて困ってます💦
そちらのクラシックカー/ビンテージカーの鍵を作ったホームページを見て電話してみたのですが…
恐らく見て頂いたページがこちら→イギリス製の旧車(MGB)の鍵紛失によるキー作製
しかし外車の旧車は過去に何度も経験がありますし、出来る可能性の方が圧倒的に高いです!
こちら茨城県結城市なのですが、これから来てもらうとしたら時間と費用はどの位になりますか?
もちろん万が一にでも鍵を作製できなかった場合は完全¥0円です。
時間はいくらでも待ちます!!
簡単にこんな感じでお問い合わせ頂きご成約に(^^)
あまり依頼に繋がらないと思って書いたページですが、年に数件お問い合わせを頂きます。ありがたい限りです!
実際に作業したベンツがこちら。THEベンツ!クラシック感!ビンテージ感が半端ないです!
- メーカー:メルセデスベンツ
- 年式:昭和47(1972)年〜昭和55(1980)年まで販売
- モデル:Sクラス(初代Sクラス)
- コードネーム:W116/V116
- 鍵穴:ギザギザの刻みキー
- 防犯:イモビライザーなし
作業の流れ
鍵屋さんによって作業方法は異なりますが、僕の場合はまずブランクキーの選定から入ります。
実際に鍵穴「シリンダー」を覗いてキーウェイ・ピン数・奥行きなどを確認し、1本1本ブランクキーを挿してちょうど良さそうなのを探します。
と簡単に書いてますが実は今回ここで大ハマリ(TT)
キーウェイが削れ過ぎたり劣化が酷く、イグニッション(エンジン始動用)の鍵穴・運転席側の鍵穴・助手席側の鍵穴と全てブランクキーがしっくりこない。
純正キーがあれば良いんですがまだあるんですかね?👀
お客からイグニッションだけ回る鍵が出来れば大丈夫と言われましたが、イグニッションの位置もハンドルが邪魔してまともに覗けない。
運転席側の鍵穴は劣化し過ぎてて何でも回っちゃうし💦
鍵作製に必要な情報
ここからは今後また同じような案件が入った時のために、備忘録として情報を掲載します。劣化具合によってはこのデータを使えないかもですが…
- ブランクキー:M394「カワサキバイク用」
- ピン数:10枚ディスク「片側5枚ずつ」
- ピッチ:インプレッションで読む
- サンプルキー:F48「溝が8ピン分しかないためおしり2ピンはサンプルキーをずらす」
- 段差:恐らく5段差「少なくとも今回のベンツ」
- 削る深さ:0.5刻み
- 重要:M394の先端部分を削り落とす「ドアはショルダー合わせたが、イグニッションは先端が先に当たってしまうため」
※キーウェイがきついとM394は挿さらない。ミーリング加工すればいける?
今回の昭和ベンツの鍵を作るのに必要なデータはこんな感じ。実際の削る深さとかはちょいずれてるかもですが、今回はこの方法でスムーズに回る鍵が完成👍
ちなみに段差データを読む際は、助手席側(今回は左ハンドル車のため右側)の鍵穴をピッキングして段差を読み取るとスムーズ。
イグニッションと運転席側の鍵穴は使用頻度の多さから削れ過ぎてることが多い。今回も運転席側の鍵穴は段差がガタガタでした💦
鍵が完成して実際に回っている写真も撮りたかったのですが、最後お客様の時間が押しててそれどころではなかったため完成写真はありません(TT)
本当に作ったんですよー!!!
費用・作業時間・エリア
●今回のW116ベンツ含め、海外製の旧車の鍵を紛失した際のキー作製に掛かる費用は総額¥2万5千円〜¥3万5千円+税(出張エリア・夜間早朝で変動)です。
●作業時間は平均30分〜1時間半あれば90%以上は作製可能です。が!今回のようにそのまま使えるブランクキーが1本もなかったり、劣化具合によっては数時間を要することも。
●基本的な出張エリアは千葉県|茨城県|埼玉県の一部ですが、別途出張費を頂戴できるのであればその他近郊へもお伺い致します。
※格安の最低料金「¥○○円〜」の案内で集客し、現場で高額請求をする悪徳鍵屋が蔓延しております。確定金額や上限金額を聞いても答えない業者にはご注意下さい。
鍵屋KOロック「ケーオーロック」は古い外車の鍵作製にも対応していますので、今回のように他社様に対応不可で断られた方もお気軽にお問い合わせ下さいm(_ _)m
ほぼほぼ何でも作ります👍