スズキ アドレス110の鍵紛失|同業者向けキー作製に必要なデータ

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アドレス「バイク」の鍵紛失による鍵穴からのキー作製

こんにちは鍵屋KOロック「ケーオーロック」です!

先日ですが、数年振りにバイクの鍵作製でどハマりしました(ToT)

バイクは新型の【スズキ アドレス110】
アドレス110は調べたところ、2015年からインドネシアで製造されているみたいですね。

スズキ アドレス110「Wikipedia参照」
スズキ アドレス110「Wikipedia参照」

今回、結果的にヘルプで呼んだスタッフが時間ぎりぎりで完成させたのですが、何だかんだで掛かった時間は4時間以上。。。

真夜中の寒空の下で文句の1つも言わず、長くお待たせしてしまったお客様!大変申し訳ございませんでした。

また暖かいコーヒー2人分も本当にありがとうございましたm(__)m

でもお陰さまで新型のデータを取ることが出来ましたので、もし次また鍵紛失してしまった場合はもっと早く作れます!!!(失くさないと思いますが…)

今回、何時間も掛かってしまったのは完全に僕の技術不足。まだまだ未熟者です💦

恐らく、初めて新型アドレスに当たる鍵屋さんも鍵穴見たら困惑すると思います。

なので!今回は鍵屋さん向けにその情報を共有したいと思います(^^)

実際、僕がハマってる間にいくつかネット検索しましたが、本当に今知りたい情報を得ることができなかったので。(当たり前ですね)

新型アドレス110の鍵紛失の対応方法

最初に記載しておきますが、ここで書いたことが絶対に合っているかどうかは分かりません。当社も先日の1件しか当たっておりませんので!

僅かながら力になれればと思い書いてますが、間違っている部分があったらごめんなさい>.<

追伸:後日別の新型アドレス110に当たりましたが下記の方法で作製できたのでデータは間違ってないと思います。

まず基本情報についてです。

  • ブランクは正式にはV263ですが、M416で代用可能「ショルダー合わせ」
  • サンプルキーはF5番「ショルダー合わせ」
  • 0.5刻み4段差「他のスズキバイクと同様」
  • シャッターキーは「VM-25」

シャッターキー作製

シャッターキー「VM-25」を持っていない場合、「VM-22」でも代用可能です。しかしそのままではシャッター部分に収まらないため、角を切ったりサイドをヤスリ等で削って加工する必要があります。

実際うちも恥ずかしながら「VM-25」は仕入れていなかったのでその場で加工して作りましたが、鍵屋さんが持ってる工具があればすぐ出来ると思います✨(うちは後で速攻仕入れました(笑))

キー作製

鍵穴は上下交互に3枚ずつディスクが入ってます。出ている段差は正解の段差ではなく恐らくH「ハイ」,M「ミドル」,L「ロウ」のみ。

H「3か4」
M「2か3」
L「1か2」

後々スタッフと話してて気づきましたが、スズキの新しい車両のM421型と同じ!
さすがにサイドバーは入ってないと思いますが、覗きだけで段差を読み取ることはできないです。

またいくつかのディスクに数字っぽいものが彫られてますが、段差とは全く関係なかったです✋

ピッチはサンプルキーF5とブランクキー共にショルダー合わせですが1番ピンは飛ばします。なのでサンプルで言う2~7を使って6ピン分削る感じです。

L,M,Hだけ読んで全て浅い方で削ったら後はインプレッションあるのみ❗

余裕でバラしてシリンダー脱着できる鍵屋さんならインプレッションじゃなくても良いのかもしれませんが。

ちなみに僕もインプレッション作製は過去にそれなりにやってきたつもりですが、このアドレスは傷?跡?が非常に薄い。

でも薄くても僅かながらサインは出ますので、そこを1段差深くして。というのを繰り返していけばいつか出来上がります。

車種は違いますが、スマートキー仕様のマジェスティのシートを開けるインプレッション作製より遥かに難しいです。インプレッション技術は必須です。

関連記事→マジェスティのインプレッション鍵作製

6ピン目の奥にピンが見えるが気にしない!

今回僕がハマった大きな原因ですが、鍵穴を覗くと6枚ディスク+奥に1枚ペコペコ押せるディスクがあります。

今回のアドレスはハンドルロックが掛かっていた状態だったので、ハンドルロックを解除しても見えるのかは不明ですが。

とにかくピンがあったとしても気にせずに完全スルーして大丈夫です。

逆にM416(ヤマハ製)で作業してるし、ヤマハの先端は基本3か4の段差で削るためそのピンが見えてるのかー!と思って削ると回りません😵

僕はインプレッション以前にこのピンの部分を削ってからスタートしてたので完全に無駄なことをしてました。。。

また、後々にネットでアドレス110について調べてみたのですが、リコールで鍵穴の交換とかいう記事も出て来ました。

なので、アドレス110はもしかしたらリコール前と後で鍵穴が違うのかもしれません…

完璧な情報ではありませんが、どこかの鍵屋さんの助けになれば幸いですm(_ _)m

本当は鍵作成後の写真もあったのですが、2021年3月後半にホームページのデータが全て消えたと同時に画像も消えました💦見づらい投稿ですみません🙇

追伸|新情報をGET

どこまでが正しい情報なのか分かりませんが、その後『別の方法で鍵作製できたよー♪』と仲間の鍵屋さんから報告電話を頂きました🙇

ただ話を聞いているとインプレッションの跡もがっつり出たと言うし、もしかしたら製造工場だったり年式だったりリコール後とかで若干違うの?とか勘ぐってます💦

ただそのやり方が通用すれば作業スピードは格段にアップ!今後実際に当たったアドレスに通用するのかはやってみないと分かりませんが、とりあえず試してみようかと思います☝

費用・作業時間・出張エリア

費用と作業時間

アドレス110の鍵紛失に掛かる費用と作業時間は年式で異なります。

●平成26年式までのアドレス110
費用は総額¥1万3千円〜¥1万6千円+税
作業時間は約15分〜20分

●平成27年式以降のアドレス110
費用は総額¥1万5千円〜¥1万8千円+税
作業時間は約15分〜2時間(データが取れたため次回からもっと早くできると思いますが、やってみないと作業時間が読めません)

出張対応エリア

基本的な出張対応エリアは千葉県|茨城県|埼玉県の一部ですが、別途出張費を頂戴できるのであればその他近郊もお伺い致します。

 

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