こんにちは鍵屋KOロック「ケーオーロック」です☆
先日お休みを頂き、地元の友達の家で毎年恒例のBBQに参加してきました🍖🍺今年は100人ほど集まり、ひたすら飲んで過ごすというこれ以上ない最高の1日!
早くも来年が待ち遠しい…
THULEのベースキャリア&ルーフボックスの鍵を紛失
さて今回は、弊社ではよくお問い合わせを頂くルーフキャリア系の紛失キー作製に出張してきましたのでその紹介✍
国産製のメーカーで鍵の形状はギザギザしてるやつです。また場所は○○市です。
○○市ですと出張費を含めた総額¥○○円です。
こんなやり取りから即決でご成約頂きました。ありがとうございます🙇
そんな今回のベースキャリア&ルーフボックスがこちら。
ベースキャリアには合計4ヶ所シリンダーがあり、ルーフボックスのシリンダーは合計2ヶ所。
計6ヶ所のシリンダーがありますが、ベースキャリアもルーフボックスもそれぞれ同一タイプのため2ヶ所分の鍵を作ればOK👌
メーカーはTHULE「スーリー」さんで、ロゴをよく見ると小さく「SWEDEN」の文字が入っています。
あれ、国産と聞いていましたがこれ海外生産なのですかね?ルーフ系は詳しくないのでよく分かりません💦
ただ海外生産のルーフ系だと弊社の在庫しているブランクキー(削る前の元になる鍵)が挿さらないことが大半!試しに探したところやはり1本も挿さりませぬ。
ベースキャリアの紛失キー作製
データ収集&切削
まずは4ヶ所あるベースキャリアの鍵作製から作業することに。作業前の写真がこちら。
施錠状態のためまずはピッキングで解錠を!と思いましたが、既に段差が出ていたためそのままデータ収集。
ちょいと前の作業だったため何枚ディスクか忘れましたが6枚だったような😅
データを読み取ったらギザギザ部分をキーマシンで削っていくのですが、挿さるブランクキーがなかったため今回は【M302番】を軽く加工して挿さるようにしました。
完成した鍵がこちら。
解錠状態であれば本体の脱着もできます👍
ルーフ系の鍵は錆に弱い
これでベースキャリアは完成♪ではありません!
鍵穴が4ヶ所付いているため、4ヶ所全て問題が無いかチェックします。特にルーフ系の場合は4ヶ所綺麗に回る方が珍しい。
「錆」なんかが原因でよく固着してますから。
で、実際に試したところからやはり場所によって酷い錆で全く回らず。これがあるからルーフ系は厄介(TT)
鍵(キー)が完成しても使えないと意味がないため、固着している場所をそれぞれ念入りに洗浄。結果的に3ヶ所の動きが渋かったのですが、せっかくなので全4ヶ所の分解洗浄をすることに😅
ルーフボックスの紛失キー作製
データ収集&切削
お次はTHULE製ルーフボックスの鍵作製を行うのですが、2ヶ所ある内の1ヶ所の鍵穴が変な向きで固まってる…
事前にお客様に『1ヶ所は壊れている可能性』を説明した上で作業開始。こういったのは事前にお伝えしておかないと後で弊社が壊したとトラブルになりかねません!とっても重要👀
問題ない方のルーフボックスがこちら。
うむ。なんだか同じメーカーだけあって見た目がそっくり!
一緒かな?と思って加工した【ブランクキーM302番】を挿したらジャストフィット👍
同じ要領で作れました(^^)
こちらのルーフボックスは解錠状態のまま、横にあるスライド部分を動かすと『パコッ』と開きます。
片側の鍵穴が固まっていた原因
実は片側の鍵穴が変な位置で固まっていた症状ですが、このスライド部分が原因でした。
このスライド部分が固着して変な位置で固まっていたため、連動している鍵穴も変な位置で固まってしまっていたという…
これも何度も何度も動きを確認してようやく判明しました💦お客様には固まる原因と対処方法をお伝えし作業完了ですm(_ _)m
ルーフ系の鍵作製は時間が掛かる
弊社はよくルーフ系「ルーフキャリア・ベースキャリア・ルーフボックス・ルーフバー・ルーフレール等」の鍵を紛失したとご依頼頂きます。
この手の作業は大手鍵屋さんが嫌がるってのも大きいと思います。
とまあ過去に何度も鍵を作ってきた訳ですが、このルーフ系の紛失キー作製はとにかく時間が掛かることが多いです。難易度的に時間が掛かるのでは無く、ほとんどが錆による固着が原因です。
ルーフを積んでる車は海へ行くことが多いからか大半がひどく錆びついていますし、特に海外製の部品に関しては鍵があっても微動だにしないことがしょっちゅう!
そのためルーフ関係の鍵作製でお伺いした場合、鍵を作製する時間よりも修理する時間の方が長いことがしばしば💦しかも固着具合が実際に作業に入るまで分からないため、事前に何分掛かるかが一切読めない(TT)
修理だけに数時間掛かることもあり、こうなると別件の緊急依頼のお問い合わせを頂いても受注できません。
そう!弊社としてはかなりリスキーな作業なのです☠️
よって今後はルーフ系のご依頼を全てお断りするかも考えましたが、相方スタッフと話し合った結果、費用を上げることで落ち着きました。
費用・作業時間・対応エリア
費用や時間は以下の通りです。
●費用
ベースキャリアやルーフボックスの鍵を全紛失した状態からのキー作製に掛かる費用は、総額¥2万5千円〜¥3万円+税「出張エリア・夜間早朝・作業する物のメーカーで幅あり」
●作業時間
鍵作製の作業時間は平均30分前後ですが、ルーフ系に多い錆の固着を落とすのに数時間掛かることが頻繁にあります。
●対応エリア
対応エリアは千葉県・茨城県・埼玉県の一部のみ
※格安の最低料金『¥○千円〜』のみを掲載している業者にはご注意ください。現場でぼったくり行為を働く危険がございます。
ルーフ系の鍵作製は修理に時間が掛かることが多いため、今後も続くようなら修理は別料金と考えています。
その際はまた記事を全て編集しておきますm(_ _)m