こんにちは、鍵屋KOロック「ケーオーロック」です!
今回は、ホンダの人気車種である《フィット》の鍵やスマートキーを全て紛失してしまった場合の対応方法・価格・時間(納期)について解説していきます。
特にお客様が1番気になるであろう価格については鍵やスマートキーの種類別に詳しく解説しますので、他社様と相見積もりを取る際などの参考にして下さい。
フィットの鍵は大きく分類すると4種類
まず、フィットの鍵紛失と言っても、年式・型式・グレード・オプションによって使われている鍵やスマートキーの種類が異なります。
どのタイプに属するかで費用も変動してきますので、まずは下の種類をご参考下さい。
イモビライザーなし
イモビライザーが搭載されてない鍵。フィットはギザギザしている刻みキーは存在せず、初代から全て外溝キー/ウェーブキーが使われてます。
イモビライザーキー
鍵挿しタイプでイモビライザーが搭載されている場合は、鍵の頭の黒いプラスチック部分にイモビライザーチップを埋め込んで登録します。
ツイストノブ式スマートキー
エンジンかける鍵穴に黒いプラスチックのつまみ「ツイストノブ」が搭載されているフィットは、左の写真のスマートキーが使われております。
プッシュスタート式スマートキー
「プッシュスタートボタン」を押してエンジンかけるフィットは、左の写真のスマートキーが使われております。青色の部分が黒色のタイプも存在。
次に、鍵やスマートキーの種類によって費用・作業時間はどのくらい掛かってくるのか、それぞれ簡単にですが説明していきます。
※フィットは平成15(2003)年からグレードやオプションでイモビライザーが搭載され始め、平成19(2007)年以降は全車標準でイモビライザーが搭載。
※シリンダーは年式に関係なく全て外溝キー/ウェーブキーが採用。
イモビライザーがないフィットの鍵をなくした場合
まずはイモビライザー搭載がされていないフィットの鍵を紛失した場合について説明します。
- 年式:平成15(2003)年〜平成19(2007)年が該当
- 型式:GD1/2/3/4型
- 防犯:イモビライザーなし
- 鍵穴:外溝キー/ウェーブキー
イモビライザーが入っていないため、金属キーのみ作製すれば問題なくエンジンは始動します。
ただし!フィットは年式に関係なく、外溝キー/ウェーブキーと呼ばれる特殊形状の鍵穴「シリンダー」が標準搭載。ギザギザしている旧式に比べ、ピッキングやキー作製の難易度が上がります。
作業の流れ(イモビライザーなし)
ここから、どのようにして新しい鍵を作成するのかを順を追って解説します。
まずはドアシリンダーをピッキングで開錠し、そのままシリンダー内部の情報(段差データ)を数値化して収集します。
情報をしっかり読み取ったらブランクキー(削る前の元になる鍵)を縦彫りマシンやコンピューターマシンを使って切削。データを間違えてなければこれでドアの鍵を開け閉めできます👍
ドアの鍵穴でスカスカ回ってもエンジンは回らない場合がありますので、その場合は隠れピン/シークレットピンを追加で切削。
エンジンもスムーズに回るようになれば作業完了♪これで無事にエンジン始動します!
キー作成に掛かる費用と時間
イモビライザーありのフィットの鍵を紛失した場合
次はイモビライザーが搭載されているフィットの鍵を全て無くした場合の対応についてです。
- 年式:平成19(2007)年〜平成25(2013)年が該当
- 型式::GE6/7/8/9型
- 防犯:イモビライザーあり
- 鍵穴:外溝キー/ウェーブキー
平成18(2006)年式のフィットのためイモビライザーの有無はオプションによって変動するのですが、こちらのフィットは搭載されてました。
イモビライザーが搭載されていますので、先ほどのフィットのように金属キーを作製しただけではエンジンがかかりません。
金属キーでエンジンかけようと回しても『カッカッカッ・・・』という状態が続くだけで、点火機能が作動しないため『ブルルーン!』とならないんです。
※お客様によっては上記の症状を現場で見て、初めてイモビライザー搭載車だと認識することも少なくありません。
エンジンをかけるためにはイモビライザー登録が必要です!
作業の流れ(イモビライザーあり)
ピッキング解錠からキー作製までは先ほどのフィットと全く同じ作業内容のため省略。
ここからイモビライザー登録をして復旧させていきます!
ちなみに鍵を回してメーター内に現れる黄緑色の鍵の形をしたのがフィットのイモビライザーマーク。ID認証された鍵を挿し込まないとこのマークは消えません。
ただ正直この年式のフィットのイモビライザー登録は鍵屋的には簡単で、テスターを使って『ピッポッパッ』と登録できます。
イモビライザーデータを一度リセット(初期化)し、新しいIDチップをコンピューターに記憶させれば登録完了♪IDチップは鍵の根元の黒いプラスチック部分に入れて固定します☝️
イモビライザー登録が完了すると、点滅していたイモビライザーマークが消灯しエンジンがかかります(^_^)
ツイストノブ式スマートキーの場合(イモビあり)
GE6/7/8/9型式のフィット「平成19年~25年が該当」だと、写真のようにエンジンの鍵を挿し込む部分に黒いプラスチック「ツイストノブ」が付いていることがあります。
ツイストノブが使われているフィットの場合、エンジン復旧方法は2通り。
- 今まで同様にスマートキーで登録
- スマート機能は使えなくなるが、費用を抑えるためツイストノブを取り外してイモビライザーキーで登録
どちらも現場対応可能ですが、今後もしばらく乗るつもりであれば①のスマートキーで復旧させた方が便利ですし間違いはないと思います。ただ値段を少しでも抑えるため、②のイモビライザーキーで対応することもできます👍
②は上で解説したイモビライザーキー登録作製と作業工程が全く一緒のため、ここから①のスマートキーをどのように作製するかを簡単に説明します。
●メカニカルキー作製
スマートキーの場合は非常解錠用のメカニカルキーを必ず作製します。スマートキーの電池が切れたりバッテリーが上がった際、このメカニカルキーがないとドアの鍵を開け閉めできなくなります。
●イモビライザー&スマートキー登録
メカニカルキーではエンジンを始動させることができないため、ここから専用テスターを使ってスマートキー&イモビライザー登録を行います。
登録完了後はスマートキーを持ったまま車内に入り、つまみ「ツイストノブ」を指で回せばエンジン始動します♪
イモビキーやツイストノブ式スマートキーの費用と時間
●イモビライザーが搭載されているフィットの場合、作成に掛かる費用は総額¥4万円~¥5万円+税(出張エリア・夜間早朝・イモビライザーキー/スマートキーどちらで登録するかで変動)
●作業時間は平均して約30分~50分
プッシュスタート式のスマートキーをなくした場合
比較的新しい年式のフィット(GK系とGR系)は、エンジンの始動方法がプッシュスタート式になっています。
- 年式:平成25(2013)年〜令和2(2020)年が該当
- 型式:GK3/4/5/6型
- 鍵穴:イモビライザーあり
- 防犯:プッシュスタートを指で押してエンジンかけるスマートキータイプ
- 年式:令和2(2020)年2月以降が該当
- 型式:GR1/2/3/4/5/6/7/8/GS4/5/6/7型
- 鍵穴:イモビライザーあり
- 防犯:プッシュスタートを指で押してエンジンかけるスマートキータイプ
このタイプのフィットはエンジン始動用の鍵穴「シリンダー」が存在せず、「プッシュスタートボタン」のみ設置されてます。スマートキーを車内に持ち込みボタンを『ピッ!』と押すだけでエンジンがかかります。
ハイテクなのです!
作業の流れ(プッシュスタート式スマートキー)
新しいフィットも作業手順はさほど変わりません。
ピッキングでドアシリンダーを開錠→メカニカルキーを作製→テスターでスマートキー登録って流れです。
ちなみにツイストノブ式同様に、プッシュスタート式スマートキーのメカニカルキーもコンピューターマシンで切削しますので、純正レベルの精度と綺麗さで出来上がります♪
メカニカルキーが完成したら、テスターで『ピコピコ』やってイモビライザー登録+スマートキー登録。
登録が完了すればエンジン始動です♪
新しいフィットのスマートキーも弊社では通常在庫してるため即日対応可能です。もちろんスマートキーはホンダ純正品なのでご安心下さいm(__)m
※スペアキーの追加登録のみの対応はしていません。
プッシュスタート式スマートキーの費用と時間
対応している出張エリア
出張エリアはイモビライザーの有無で異なります。
○イモビライザー非搭載の場合
千葉県|茨城県|埼玉県の一部
○イモビライザー搭載の場合
千葉県|茨城県|埼玉県|東京都|神奈川県|栃木県|福島県の一部
※大変申し訳ございませんが、合鍵作成・スペアキー作成・スマートキーの追加登録のみの出張対応はしておりません。
エンジン始動方法「鍵挿しタイプ/つまみを回す/プッシュスタート」・大体の年式・出張場所をお伝え頂ければ、電話の段階で正確なお見積もりをご案内致します。
お気軽にお問い合わせ下さいませm(_ _)m