前回の続き
こんにちは鍵屋KOロック「ケーオーロック」です!
前回、【なぞなぞな現場に遭遇】って記事を投稿しましたが、翌日に依頼者様のご家族様から入電がありました。
話を伺うと依頼者様が1人で住んでいると言うのは間違いだったらしく、鍵(キー)も普通に所持していたとのこと💦つまり最初から鍵を開けたり交換する必要がなかったのです。
ご家族様からは真摯に対応して下さりありがとうございましたと感謝のお言葉を頂きましたが、僕としてはどうにかして防げなかったものかと悔いが残ります…
初めて会ったお客様が認知症なのか、そういう性格なのか、家族で揉めているのか、他に何か問題があるのか。なかなか初見で判断するのは難しいところですが、もっと寄り添う気持ちで防げる事案は防いでいこうと思います!
ちなみに今回のお客様からまたご依頼があった際はすぐに受注せず、ご家族様に連絡してどうするか指示を仰ぐ提案をさせて頂きました。
ご家族様の電話番号も承諾の上で登録しておきました。
今回は余計な作業をしてしまい申し訳ございませんでした。
病院内のテンパードアの鍵作製
さて今回の投稿は、とある病院の室内ドアの鍵を紛失したことによる鍵作製について!
過去に2回ほど弊社を使って下さっている病院なのですが、今回もリピートして下さいました。いつもありがとうございますm(_ _)m
まずは実際の室内ドアがこちら!
といきたいとこですが、ドアの写真を撮り忘れました😱一応コンビニ等で見かけるテンパードアで、鍵穴「シリンダー」はドアの下に付いてるやつです。
シリンダーをドアから外した状態がこちら。
型番はMIWAのMMで、既に廃盤となっているディスクシリンダータイプ。
鍵を作製するかU9に交換するかお客様と悩んでいたところ、別の鍵穴と同一キー(1本の鍵で2ヶ所回せる)であることが判明したため鍵作製を行うことに!
2ヶ所交換するより作製した方が安いですからね👀
作業の流れ
ピッキング解錠でコアを抜く
まずはピッキングで鍵穴を回し、鍵作製に必要なコアだけを抜き取ります。
このディスクシリンダーのピッキング難易度は最低ランクなので、カリカリやってればその内クルリと回ります!
が!少し回ってコアを抜こうとしたら抜けない!よく見たらピンがまた決まっている💦
ピッキング防止用で45度で決まってしまうタイプでした。忘れた頃に当たります(TT)
再度ピッキングで鍵穴を少しだけ回し、今度こそ無事に抜き取り成功!!
ちなみに下の写真はコアを抜いた後のカラー部分。見辛いですが、45度で止まる機能が付いてるため切り欠きがたくさん💦
段差を読んで鍵作製
コアを抜いたらブランクキー「H248番」を挿し、直接段差を見ながらキーマシンで削っていきます。
確か4段差でサンプルキーはF93
車の鍵作製なんかと違い、常に正解の段差を見ながらの作業なのでハマることもありません♪
全てのディスク分の切削が終わり、出来上がった鍵を挿した写真がこちら。
うむ!完璧です(^^)
後は逆の手順でコアを取り付けしてドアに固定!最後にお客様で動作チェックをして頂き、何も問題なければ作業完了です👍
費用や対応エリア
●出張費や夜間料金
柏市&流山市:¥0円
上記以外のエリア:弊社(千葉県柏市西原)から片道1kmにつき¥100円+税
夜間料金(21時以降):別途¥5,000円+税
●キー作成の作業料金(今回)
ギザギザの刻みキー:基本¥15,000円+税
ディンプルキー:基本¥20,000円+税
●鍵交換の作業料金と部品代
ギザギザの刻みキー:基本¥14,000円+税
ディンプルキー:基本¥16,500円+税
●出張対応エリア
千葉県・茨城県・埼玉県の一部
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、新品への鍵交換よりも鍵作成の方が安いです!理由は単純に作業時間が何倍も違うからです。
また建物で使われているシリンダーの鍵作成は、型番によっては出来ないタイプもあります。
あまりやらない作業ですが、お困りの方はお問い合わせ下さいませ🙇