こんにちは、鍵屋KOロック「ケーオーロック」です。
今回は、《トヨタ ヴォクシー》の鍵やスマートキーを紛失した際の対応方法・費用・納期(時間)などについて詳しく解説します。
60系/70系/80系/90系に分けて説明していきますので、ヴォクシーの鍵を紛失してお困りの方は参考にして頂ければと思います。
ヴォクシー60系の鍵
まずは初期型の60系ヴォクシーから解説。
- 車種:トヨタ ヴォクシー「初代」
- 年式:平成13年11月~平成19年6月が該当
- 型式:AZR60G型
- 鍵穴:ギザギザの刻みキー
- 防犯:イモビライザーあり
- エンジン始動方法:鍵を挿して回す
※初代の60系ヴォクシーはH17年4月〜グレードによってイモビライザーが標準装備。
イモビライザーの確認方法
イモビライザーとは盗難防止装置の一種で、搭載されている場合は専用の機械でイモビライザー登録をしないと点火機能が働かずエンジンが始動しない仕組みになっています。
イモビライザーが搭載されているか否かですが、年式やグレードが分からなくても簡単に有無を見分ける方法があります!それはメーター内に「イモビライザーマーク」が点滅してるかどうか!!
鍵が閉まっているとメーター内を見るのが少し難しいかもしれませんが、上の写真のように赤い点滅がしていたらイモビライザー搭載確定。逆に赤い点滅がなければイモビライザー非搭載濃厚です。(バッテリーが上がると点滅しないため確定と断言できません)
60系ヴォクシーの鍵の種類
60系ヴォクシーの鍵は大きく分けて2種類存在します。
※写真をクリックすると大きく表示できます。
●イモビライザーが搭載されていない場合
イモビライザーが搭載されていないヴォクシーであれば、昔ながらのギザギザしている金属キーを作製するだけでエンジンを始動させることが可能です。
●イモビライザーが搭載されている場合
イモビライザーが搭載されていなければ完全なる金属キーを使用するのですが、イモビライザーが搭載されている場合は写真のようなイモビライザーキーを使用します。
キーの根元の黒色のプラスチック部分にイモビライザーチップを埋め込み、車両に新しいチップのデータを記憶させる必要があります。
鍵作成とイモビライザー登録
《1》ドアの開錠
60系のヴォクシーの鍵穴はイモビライザーの有無に関係なく全てギザギザしている刻みキータイプ。
そのためピッキングで3分前後あれば問題なく開錠できます♪たまに劣化し過ぎていて10分ほど掛かることも御座いますが…
《2》その場で鍵作製
ピッキングでドアの鍵を開けた後はそのまま鍵穴内部を覗くor鍵番号から段差データを収集します。
その後、段差データ通りにブランクキー「削る前の元になる鍵」を削ればスカスカ回る鍵が完成♪
イモビライザーが搭載されていなければこれで作業完了!問題なくエンジン始動します(^^)
《3》イモビライザー登録
イモビライザーが搭載されている60系ヴォクシの場合は、上記の鍵でイグニッション「エンジン始動用の鍵穴」を回しても『カッカッカッカッ…』と点火機能が働かないためエンジンはかかりません。
ここから専用の登録機械を使い、新しいイモビライザーチップのIDをお客様のヴォクシーのコンピューターに記憶「イモビライザー登録」させます。
登録が終わると点滅していたイモビライザーマークが消灯し、ようやくエンジンが始動します(^^)
60系ヴォクシーの鍵作製に掛かる費用と作業時間
60系ヴォクシーの鍵を全紛失した際の鍵作製に掛かる費用は、イモビライザーの有無で大きく異なります。
●出張費
- 柏市と流山市は¥0円
- 上記以外の千葉県,茨城県,埼玉県は弊社(柏市西原)から片道1kmにつき¥100円+税
- 東京都,神奈川県,福島県,栃木県は弊社(柏市西原)から片道1kmにつき¥200円+税
- 夜間(21時以降)は別途¥5千円+税
※一部エリア外が御座います。
●イモビライザーなしの場合
作業費&部品代は¥1万5千円+税
作業時間は約20分~30分⌛
●イモビライザーありの場合
作業費&部品代は¥3万5千円+税
作業時間は約30分~40分⌛
※夜間早朝・出張エリアで費用に幅があるため、確定金額は電話にてお問い合わせ下さい。
ヴォクシー70系のスマートキー
H24年(2012年)式のヴォクシーで、プッシュスタート仕様のスマートキーを全てどこかで紛失してしまったとのこと。
- 車種:トヨタ ヴォクシー「2代目」
- 年式:平成19年6月~平成26年1月が該当
- 型式:ZRR70G/W型
- 鍵穴:内溝キー/ウェーブキー
- 防犯:イモビライザーあり
- 防犯:スマートキー仕様
※2代目ヴォクシー「70系」は、プッシュスタート仕様のみイモビライザー搭載車だったと記憶してます。
●70系ヴォクシーのスマートキー
こちらが70系ヴォクシーで使われているトヨタ純正スマートキー。写真は黒色の4つボタンですが、シルバー色だったりボタン数が3つや5つの物も存在します。
今回の70系ヴォクシーは、エンジンの始動方法がプッシュスタート式なのでイモビライザー標準搭載。
ドアの鍵穴から金属キーを作製しただけではエンジンかからないので、復旧させるためにイモビライザー登録+スマートキー登録をしていきます。
ちなみに!初代ヴォクシー「60系」は、鍵を挿して回すタイプでもグレードによってはイモビライザーが搭載されております☝️
鍵作製とスマートキー登録
《1》ドアの解錠
まずはヴォクシーのドアの鍵穴をピッキングで解錠し、そのまま鍵穴内部を覗いて段差「削る深さ」を読み取ります!
鍵穴は『MT6』と呼ばれる防犯用のウェーブキー/内溝キーが使われておりますが、ピッキングで問題なく解錠できます♪
《2》鍵穴からの鍵作製
段差を読み終えたらコンピューターマシンに段差を入力し、全自動でメカニカルキーを作製してもらいます!
バッテリー上がりやスマートキーの電池が切れたは、作製したメカニカルキーを使ってドアの鍵を開け閉めできます👍
※コンピューターマシンによる作製なので、見た目は美しく精度は純正レベル
《3》スマートキー+イモビライザー登録
メカニカルキーが完成したらヴォクシーのOBDから鍵データを吸い上げ、そのデータを使ってスマートキー登録とイモビライザー登録をかけていきます。
この登録作業、昔はヴォクシーの内装を軽くバラしてコンピューター(ECU)を脱着する必要があったのですが、新しい登録機械を購入してからどこもバラす必要がなくなりました♪
データを抜け出せない一部年式やOBDの通電が出来ないヴォクシーは、どうしてもコンピューター脱着が必要になりますが、、、
今回は問題なくデータの吸い上げが出来たので、サクッとイモビライザー+スマートキー登録が完了♪
しっかりエンジンかかってます(^^)
70系ヴォクシーのスマートキー作製に掛かる費用と作業時間
70系ヴォクシーの鍵紛失に掛かる費用は、鍵挿しタイプorスマートキータイプかで大きく異なります。
●出張費
- 柏市と流山市は¥0円
- 上記以外の千葉県,茨城県,埼玉県は弊社(柏市西原)から片道1kmにつき¥100円+税
- 東京都,神奈川県,福島県,栃木県は弊社(柏市西原)から片道1kmにつき¥200円+税
- 夜間(21時以降)は別途¥5千円+税
※一部エリア外が御座います。
●スマートキータイプ「イモビあり」
・作業費&部品代は¥4万円+税
・作業時間は約30分〜50分
●鍵挿しタイプ「イモビライザーなし」
・作業費&部品代は¥1万5千円+税
・作業時間は約20分~30分⌛
※夜間早朝・出張エリアで費用に幅があるため、確定金額は電話にてお問い合わせ下さい。
ヴォクシー80系のスマートキー紛失
お次は80系ヴォクシーのスマートキーを全紛失してしまった場合についての投稿です。
- 車種:トヨタ ヴォクシー「3代目」
- 年式:平成26年1月~が該当
- 型式:ZRR80G/ZRR80W/ZWR80G/ZWR80W型
- 鍵穴:内溝キー/ウェーブキー
- 防犯:イモビライザーあり
- 防犯:スマートキー仕様
※80系ヴォクシーは後期(平成29年7月)から鍵挿しタイプもイモビライザーが標準装備
こちらが80系ヴォクシーで使われているトヨタ純正スマートキー。30系アルファードやヴェルファイアと見た目は同じですが、中の基盤が異なりそれぞれ互換性はありません。
お客様はスマートキー紛失に気付いた当初、すぐにディーラー様に電話したらしいのですが、復旧するのに約¥20万円の見積り+2週間の納期を伝えられ断ったとのことでした。
他に方法は~ってことでネット検索し、弊社のような鍵屋の存在を知って頂きました。
ありがとうございますm(__)m
費用は3分の1+30分〜40分の作業で復旧させます!!
作業の流れ
《1》ドアの鍵開け
80系ヴォクシーは70系ヴォクシーと使われている鍵穴「シリンダー」が違います。構造は似ているのですが、とにかく狭くピッキングしづらい💦
なので専用ツールで解錠します♪
《2》メカニカルキー作製
専用ツールで鍵を解錠すると、解錠と同時に削る段差「深さ」も教えてくれます!
後は先ほど同様にコンピューターマシンへ段差を入力して削られるのを待つだけ。
スカスカ回るメカニカルキーの完成です❗
《3》イモビライザー登録/スマートキー登録
ここから先も70系ヴォクシーとやることは大差ありません。
鍵データを吸い取り、そのデータを元にスマートキー登録+イモビライザー登録をしていきます!
常備しているスマートキー本体を初期化「リセット」し、プッシュスタートにかざして『ピッ!』と音が鳴れば登録完了です♪
80系ヴォクシーは年式が重要?
数年前までの話ですが、80系ヴォクシーは平成29(2017)年辺りを境に鍵屋が使用する機械を使っても簡単にスマートキーやイモビライザー登録ができませんでした。
よって当時は大掛かりなコンピューター交換が必要だったのですが、令和4年3月に新しい登録方法を発見したことでコンピューターを交換する必要が無くなりました。
部品代は安くなり作業も短時間で対応可能となったため、費用も一気に落として提供ができます👍
しかしこれらはスマートキータイプのお話で、鍵挿しタイプは未だ年式が重要です!
平成30年まではコンピューター交換をすることなくイモビライザー登録ができるのに対し、平成31(令和1)年の途中からはコンピューター交換が必須作業。
大掛かりな内装バラしをする必要があります💦
80系ヴォクシーの鍵作製に掛かる費用と作業時間
80系ヴォクシーの鍵紛失に掛かる費用と時間は、イモビライザーの有無やスマートキーの有無でで大きく異なります。
●出張費
- 柏市と流山市は¥0円
- 上記以外の千葉県,茨城県,埼玉県は弊社(柏市西原)から片道1kmにつき¥100円+税
- 東京都,神奈川県,福島県,栃木県は弊社(柏市西原)から片道1kmにつき¥200円+税
- 夜間(21時以降)は別途¥5千円+税
※一部エリア外が御座います。
●スマートキータイプ「イモビあり」
・作業費&部品代は¥4万5千円+税
・作業時間は約30分~40分⌛
●鍵挿しタイプ「イモビライザーなし」
・作業費&部品代は¥1万5千円+税
・作業時間は約20分~30分⌛
●鍵挿しタイプ「イモビあり(H30年まで)」
・作業費&部品代は¥7万円+税
・作業時間は数時間⌛
●鍵挿しタイプ「イモビあり(H31年以降)」
・要相談(コンピューター交換が必要)
※夜間早朝・出張エリアで費用に幅があるため、確定金額は電話にてお問い合わせ下さい。
90系ヴォクシーのスマートキー紛失
令和4(2022)年1月に販売開始された最も新しい90系ヴォクシーですが、機械のさらなる進化と相方スタッフの研究のおかげで対応可能になりました。
鍵(スマートキー)を紛失して1つも無い状態でも、60系・70系・80系と同様に出張したその場でイモビライザー&スマートキー登録を行い完全復旧できます!
90系ヴォクシーのスマートキーはID違いが存在
90系ヴォクシーは、現時点でIDの異なるスマートキーが2種類存在することは分かっているのですが、どちらのIDが使われているのかは現場に行って機械を繋ぐまで分かりません。
当初は年式かと予想していましたが違いました。
ただどちらしにても問題無く対応可能です😉
90系ヴォクシーの費用と作業時間
90系ヴォクシーのスマートキー紛失登録に掛かる費用や作業時間は以下の通りです。
●出張費
- 柏市と流山市は¥0円
- 上記以外の千葉県,茨城県,埼玉県は弊社(柏市西原)から片道1kmにつき¥100円+税
- 東京都,神奈川県,福島県,栃木県は弊社(柏市西原)から片道1kmにつき¥200円+税
- 夜間(21時以降)は別途¥5千円+税
※一部エリア外が御座います。
●90系の純正スマートキー作成
作業費&部品代:¥6万円+税
作業時間:約1時間
※出張エリア・夜間早朝で費用に幅があるため、確定金額は電話にてご確認下さい。
出張エリア
ヴォクシーの鍵作成に対応しているエリアは、イモビライザーの有無で異なります。
●イモビなしの場合(鍵挿しの一部)
千葉県|茨城県|埼玉県の一部
●イモビありの場合(鍵挿し&プッシュ含む)
千葉県|茨城県|埼玉県|東京都|神奈川県|福島県|栃木県の一部
ヴォクシーの鍵やスマートキーを紛失してお困りの方は、是非とも鍵屋KOロック「ケーオーロック」にお任せくださいませ☎︎
猿ロック目指して全力で頑張ります!
動画で作業の流れを紹介
70ヴォクシーのスマートキーを全て紛失したと過程し、実際の作業の流れを動画で詳しく紹介しています。
鍵業者に依頼した場合の基本的な作業手順になりますので、お時間のある方は参考にして頂ければと思います。
スマートキーの電池交換方法
作業とは関係ありませんが、よくお客様からスマートキーの電池交換方法が分からないと相談を受けますので簡単に説明致します。
尚、写真は70系ヴォクシーのスマートキーですが、80系ヴォクシーも交換方法はほぼ一緒です。
※写真をクリックで大きく表示されます。
【1】メカニカルキーを抜く
まずはスマートキーに挿し込んであるメカニカルキーを抜きます。スマートキーのサイド部分に指先で押せる部分があるので、そこを押しながらメカニカルキーを引っ張ると抜けます。
【2】プラスチックカバーを外す
お次はスマートキーのプラスチックカバーを外します。スマートキーの底の部分に溝があるため、そこに先程のメカニカルキーの先端を入れて左右どちらかに力を加えると外せます。
【3】電池を抜き取って交換
カバーを開くとボタン電池が見えるため、新品に交換して逆の手順で戻せば完了!ちなみにボタン電池を外す際、メカニカルキーの先端を利用すると簡単に外せます。
【4】電池の型番はCR1632
ボタン電池の型番は「CR1632」型番を間違えると取付できない可能性があるためご注意下さい。尚、ボタン電池はネット・ホームセンター・100年ショップ等でよく販売されています。
使う頻度でも大きく異なりますが、ボタン電池の標準寿命は1〜2年と言われています。
電池残量が少なくなるとメーターに警告灯が出たり、スマートキーのリモコン操作の可動域が狭くなるといったことが起きますので、そういった症状が出たら早めに電池交換することをお勧めします。
※弊社でスマートキーを登録作製してお客様にお渡しする際は、必ず電池を新品に交換しておりますのでご安心下さい。