こんにちは鍵屋KOロック「ケーオーロック」です!
今回は【トヨタ ハイエース】の鍵トラブル専用ページを作成しました。
費用や時間(納期)についても詳しく解説しますので、鍵やスマートキーを全紛失してお困りの方はご参考下さいm(_ _)m
ハイエースの年表と型式一覧
- ハイエース200系1型
2004(平成16)年8月〜2007(平成19)年8月 - ハイエース200系2型
2007(平成19)年8月~2010(平成22)年8月 - ハイエース200系3型前期
2010(平成22)年8月~2012(平成24)年5月 - ハイエース200系3型後期
2012(平成24)年5月~2013(平成25)年12月 - ハイエース200系4型
2013(平成25)年12月~2017(平成29)年11月 - ハイエース200系5型
2017(平成29)年11月~2020(令和2)年5月 - ハイエース200系6型
2020(令和2)年5月~2021(令和3)年8月 - ハイエース200系(一部改良モデル)
2021(令和3)年8月~2022(令和4)年4月 - ハイエース200系7型?
2022(令和4)年4月~
新しい鍵やスマートキーを作るまでの流れ
まず、ハイエースの鍵は大きく分けて2タイプあります。
- 鍵を挿して回す「鍵挿しタイプ」
- プッシュスタート式の「スマートキータイプ」
それぞれどのような方法で新しい鍵を作成するのか、実際の現場を元に解説していきます。
鍵挿しタイプのハイエース
まずはハイエース200系2型「H19年式」の鍵紛失による鍵作成+イモビライザー登録を行ってきましたのでその紹介です。
ハイエースは商用車として昔から圧倒的な人気ですね!うちは高くて買えませんが…
H19年式以降はイモビライザー搭載
ハイエースはバンorコミューターで分かれますが、平成19年8月以降はイモビライザー搭載車の可能性が非常に高いです。
そして今回のハイエースはH19年式ということもありイモビライザーが搭載。金属キーを作成しただけではエンジンがかかりません。
イモビライザー搭載車の場合、金属の鍵でエンジンをかけようと回しても、ずっと『カッカッカッ』という状態が続き『ブルーン!』と点火しません。必ずイモビライザー登録が必要です。
下の写真の赤く光っているのが今回のハイエースで点滅していた「イモビライザーマーク」。基本的にトヨタ自動車はメーター内にこのイモビマークがあることが多いです。
イモビライザーキーの登録作成
作業手順はドアの解錠→キー作製→イモビライザー登録
まずはドアの鍵をピッキングして鍵を無傷で解錠します。その後はキーマシンでスカスカ回る鍵を作成!
イモビライザー非搭載のハイエースであれば回る鍵を作製した時点でエンジン始動しますが、今回はイモビライザーが搭載されている関係で現時点ではエンジン始動せず。
問題なく回る鍵を作成したら最後にイモビライザー登録を行います。今回はH19年式のハイエースであったため、テスターでイモビライザー登録はすんなり完了♪
登録完了と同時に赤く点滅していた「イモビライザーマーク」が消灯し、元気よくエンジンがかかります!!
H25年式以降は特殊なイモビライザーIDが採用
ハイエースはH24年式くらいまでの鍵紛失によるイモビライザー登録は簡単に出来るのですが、H25年以降の鍵挿しタイプは「Hチップ」と呼ばれる特殊なデータが使われており、難易度が一気に高くなります。
対応している鍵屋さんは現時点でかなり少ないかと思いますが、鍵屋KOロックは設備投資して何とか対応しております(^^)
関連記事→H28年式ハイエースの鍵紛失
H25年以降に対応している専用登録機も新品コンピューターも常備しております♪
スマートキータイプのハイエース
お次はハイエースのスマートキータイプについて。
スマートキーを全て紛失してしまいエンジンをかけられない!とのことで元請け様からご紹介頂きましたm(_ _)m
- トヨタ ハイエース「200系」
- 平成26(2014)年式
- ボタン押してエンジン始動するスマートキー仕様
- イモビライザー搭載車
弊社の場合ですが、ハイエースの鍵紛失でご依頼頂く80%以上が鍵を回してエンジンかける鍵挿しタイプ。今回はプッシュスタートでエンジンかけるスマートキータイプは少しでレア案件です。
商用車だからですかね?ハイエースの場合はグレードを上げる方が少ないように感じます。
ちなみに今回はプッシュスタート仕様なので、ドアの鍵穴から金属キー「メカニカルキー」を作製しただけではドアの鍵の開け閉めしかできません。
エンジンを始動させるためにはイモビライザー/スマートキー登録が必須作業。
スマートキー登録の手順
- 鍵が閉まっているためピッキング開錠
ハイエースは他のトヨタ車と違い現行車でも全てギザギザキー!ウェーブキー/内溝キーは使われてないので鍵開けは割りと簡単です。 - 鍵が開いたらメカニカルキーを作製
プッシュスタートのハイエースはエンジン部分に鍵穴がなく、ドアの鍵だけ作製すれば良いのでこれまた簡単です。 - スマートキー/イモビライザー登録
ドアの鍵を開け閉めする鍵「メカニカルキー」が完成したらいよいよスマートキー作製!
ハイエースの車体に登録機「テスター」を接続し、コンピューターから鍵データを抜き出します。そのデータを元に中古のスマートキーを『ピッ!』と登録。
の、はずが登録できない💦
データは問題なく抜けているのに何故!?
よくよく確認してみると在庫していたスマートキーが別の車種のものでした…
ハイエースのスマートキーは他の車種と互換性がない固有のもの
ハイエースのスマートキーはポルテやスペイドと同じ見た目のスマートキーですが、中の基盤が異なると互換性が無く代用できません。
そのため気をつけてハイエースの中古スマートキーを購入したはずなのですが、別の車種で使われていたスペイドやポルテのものでした。。。
鍵屋あるある?
中古だと売り手側は結構適当に車種を記載しますからね。まあ届いてちゃんと確認しなかった僕が悪いのです…
結局この日は登録に必要なハイエース用のスマートキーがないため一時撤退。お客様に謝罪をして部品を急いで仕入れることにm(_ _)m
トヨタディーラー様・トヨタ共販・ネット・仲間の鍵屋さん・ハイエースに乗ってる知り合い・中古車販売店さんに片っ端から電話して、一番早く仕入れできるとこや貸してくれるとこをスタッフと一緒に探しまくりました!
トヨタ共販で購入できれば一番確実で早いかなと思ったのですが、昔と違って今は車検証とか諸々厳しくなったみたいで購入できず💦
結局普通にネットで購入するのが一番早かったです。
ちなみに急いでいたため金額は気にせず購入したのですが、当社が購入したスマートキーの中で最高値を更新☝レクサスよりも高い…
事前に確認しなかった自分が悪いのです(T_T)
再度スマートキー登録に出張
ネット注文して数日後、ようやく部分が届いたので再度お伺い🚙💨前回作製したメカニカルキーはお客様にお渡ししていたので、今回はその鍵で『カチャッ』と普通に開錠♪
ちなみにメカニカルキーとはスマートキーに挿し込んである非常解錠用の鍵のこと。バッテリー上がりやスマートキーの電池切れの際に必要です。写真は今回の車両ではありません。
車内に入ったら再度ハイエースに専用登録機を接続し、コンピューターからデータを抜き出します。
抜き出した鍵データを元に、今回新しく購入したスマートキーを『ピッ♪』
数日掛かってようやくイモビライザー/スマートキー登録が完了!お客様、大変お待たせいたしました(。>д<)
※他の車に1度でも登録されたスマートキーはそのままでは登録できないため、再登録できるように初期化する必要があります。
エンジン始動・リモコン機能・スマート機能など全て問題がないことを確認して頂き、前回作製したメカニカルキーをスマートキーに『カシャッ!』と合体させれば完全復旧です!
年式によってはスマートキー登録が難しい
ハイエースのスマートキー登録ですが、平成29(2017)年式以降は簡単にデータ吸い上げができないため作業工程が少し難しくなります。
高年式には対応していない会社様も多いので、他社様に断られた方もまずはお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
令和年式のハイエースも対応可能です👍
費用・作業時間・エリア
ハイエースの鍵やスマートキーを全て紛失した際の費用・時間・対応エリアは以下の通りです。
費用&作業時間
●イモビライザーなし|H19年7月まで
・総額¥1万5千円〜¥2万3千円+税
・作業時間は約30分前後
●イモビありの鍵挿しタイプ|H24年式まで
・総額¥4万円〜¥5万円+税
・作業時間は約30分〜40分前後
●イモビありの鍵挿しタイプ|H25年〜R1年式
・総額¥5万円〜¥6万円+税
・作業時間は約1時間前後
●イモビありの鍵挿しタイプ|R2年式以降
・要相談
●スマートキー「イモビあり」|H28年式まで
・総額¥5万5千円〜¥6万5千円+税
・作業時間は約30分〜40分前後
●スマートキー「イモビあり」|H29年式以降
・総額¥7万円〜¥8万円+税
・作業時間は約1時間
※出張エリア・夜間早朝によって費用に幅がありますので、確定金額は電話にてお問い合わせ下さい。
※合鍵作成やスペアキーの追加登録のみは対応しておりません。
出張対応エリア
対応エリアはイモビライザーの有無で異なります。
・イモビライザーなしの場合
千葉県|茨城県|埼玉県の一部
・イモビライザーありの場合
千葉県|茨城県|埼玉県|東京都|神奈川県|福島県|栃木県の一部
別途出張費を頂戴できるのであればその他近郊も頑張りますので、まずはお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
トヨタディーラー様に依頼した場合
上記に記載した費用や作業時間は鍵屋KOロック「ケーオーロック」へご依頼頂いた場合であり、トヨタディーラー様に依頼すると大きく異なります。
詳しい費用や納期は最寄りのトヨタディーラー様に確認するのが1番ですが、イモビライザーが入っている鍵やスマートキーを全て紛失してしまうと【費用は¥10万円〜¥30万円・納期は最短1週間】は掛かります。
価格や納期が掛かる理由は、車検証情報から新品コンピューターの型番を調べて発注→取り寄せ。更に大掛かりな内装バラしをしてコンピューターを入れ替える必要があるからです。
安心感という面ではディーラー様が何より1番と思いますが、費用や納期の面では鍵屋の方がメリットは多いと言えます。
信頼できる鍵屋選びのポイント
悪徳業者の存在
費用や納期の面では鍵屋の方がメリットが多いと書きましたが、鍵屋選びを間違えると法外な高額請求をされる危険があります。
近年、逮捕されたり業務停止命令が下される鍵業者が増えてきました。
悪徳業者の手口は基本どこも同じで、ホームページや電話で格安の最低料金『¥◯千円〜』のみを案内し、現場で何倍にも膨れ上がった請求をするといったもの。
失敗しない鍵屋の選び方
信頼できる鍵屋や鍵業者を選ぶ際は2つのポイントがあります。
口コミで評判の良い業者を事前に確認
1つ目は「評判の良い業者かどうか事前に確認すること」です。確認する方法としては、口コミをチェックするのが最も簡単かつ効率的です。
実際の顧客体験から情報を得ることで、過去にどんなサービスを提供してどんな反応があったかを知ることができます。
ただし、自作自演で口コミやオンラインレビューを書いている業者が多く存在するため、ホームページ内の口コミでは無く、【Googleマップ】や【電話番号検索】など外部の機関の口コミをチェックすることが重要です。
※当ページの下にスクロールした口コミは、Googleマップ(外部)のクチコミが反映されるよう設定しています。
料金体系は透明か?
2つ目は「料金体系が透明かどうかの確認」です。
ホームページ上に最低料金や相場だけを掲載する業者は危ない傾向にあります。しっかりと自社の確定金額や上限金額を掲載している会社がオススメです。
また電話をして費用を少しでも曖昧にしてきたら要注意です。優良な鍵屋さんであれば、必ず電話の段階で確定金額や上限金額を案内してくれます。
大手だから安心というのは鍵業界では通用しません。
これらのポイントを基準に複数社から見積りを取ることで、失敗せずに信頼できる鍵業者を探すことができます。
詳しくはこちら→失敗しない鍵業者の探し方