バッテリー上がりで鍵が開かない依頼
こんにちは出張専門鍵屋KOロック「ケーオーロック」です!
今回は元請け様からの紹介で、千葉県某所の車屋さんへ【トヨタ 50系プリウス】の鍵開け(解錠)作業に出張してきましたのでその紹介です✍
まずは実際のお車がこちら。

今回少し特殊な案件でして、鍵(スマートキー)をインロックしたり紛失した訳ではなくスマートキーはちゃんと手元にあるんです。
それなのにドアの鍵が開かないとご依頼頂きました。
鍵があるのに開かない原因
実は今回のお車はバッテリーが上がっている状態。
そのためスマートキーのリモコンボタンを押しても鍵の開け閉めは反応しません。ここまでは至って正常です。
ただこういった場合、本来はスマートキーに内蔵されている非常開錠用の鍵「メカニカルキー/エマージェンシーキー」を使ってドアの鍵を開け閉めするのですが、今回のお車はメカニカルキーを使っても開きません。
左右どちらもスカスカ回るものの鍵は開かず…
このことから、シリンダー後ろのテール?ロッド?が抜けてしまっているか破損しているかが原因と推測できます。
下の写真のドアシリンダーは今回の50プリウスのものではありませんが同じ型番の物です。
昔は真っ直ぐなロッドでしたが、最近の型番はクネってカーブしてるんですね👀

鍵穴からは解錠できない
ピッキングや専用の開錠治具を使って鍵穴を回すことはできますが、今回のように鍵を使って回っているのに開かない場合は鍵穴をどうこうしてもドアの鍵は開きません。
※ホンダ車のウェーブキー等でよくありますが、鍵穴内部の破損で鍵を使っても回らない場合はピッキングで開けれる可能性が高いです。
抜けた部品を固定するにしても、ドアが開いていないと修理することもできません💦
鍵穴以外から鍵を開けるしかないのです。
ということで、かなり久しぶりにドアの隙間から差し金を使って強制的に鍵を開けることに!差し金を使うのは数年振りです😅
結果、悪戦苦闘しましたが何とか鍵が開きました♪

差し金を使うリスク
弊社ではある条件を除いて、ドアの隙間から差し金を使って鍵を開けることを禁止しています。
そのある条件とは、鍵穴(シリンダー)が壊れているor鍵穴と壁が近い等で鍵穴を覗くことが不可能な場合。
そして禁止している理由は、ドア枠に少ながらず歪みが生じる可能性がある&ひっかき傷が付く可能性があるためです。
ピッキングや解錠治具を使って鍵穴から開ければ、どこかが歪んだり傷が付くことも無いですからね😉
尚、差し金を使って鍵を開ける場合、必ずお客様には上記のリスクを説明して了承頂いた場合のみ作業させて頂いております。
歪みや傷は絶対NGって場合は対応できません。なお、その場合は窓ガラスを割るか、バッテリー復旧のためボンネットの一部を壊すしか選択肢は無いと思います。
結果ロッドが抜けていた
ドアの鍵を開けた後、シリンダーを外して原因を調べたところ、やはりおしりのロッドが抜けた状態で固定されていました💦
中古車とのことなので、以前のユーザー様が何かしらの理由でシリンダーを外したのかもですね😱
とにかく壊れている訳ではないため、今後はスマートキーに内蔵されているメカニカルキーで問題なく鍵を開け閉めできます♪

作業費・作業時間・対応エリア
出張費&夜間料金
- 柏市と流山市は出張費¥0円
- 上記以外の千葉県,茨城県,埼玉県は弊社(柏市西原)から1kmにつき¥100円+税
- 夜間(21時以降)は別途¥5,000円+税
※出張費は片道分のみ掛かります。往復分ではありません。
作業費&作業時間&エリア
- 差し金による解錠作業費は¥15,000円+税
- 作業時間は車種やドア枠の作りで変動するため一概には言えませんが平均10分〜1時間
- 出張エリアは千葉県,茨城県,埼玉県の近場のみ
傷に注意しながらの差し金解錠はピッキングより時間が掛かることが多いため、作業費を国産車ウェーブキーと同じに設定しています。
またドア枠の傷や歪み絶対NGって場合は対応ができません。最終手段での解錠方法です。